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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
複雑な気持ち、「評伝 ナンシー関 『心に一人のナンシーを』」。
評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」評伝 ナンシー関 「心に一人のナンシーを」
(2012/06/07)
横田 増生

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ナンシー関の突然の訃報にびっくりしてから早10年。

若いときの10年と違って、
「たった10年」「10年なんてついこの間」という気もするけど、
ナンシーが生きていたら50歳になるんだ、と思うと
やっぱり10年という歳月は長い。
そして、ナンシーのコラムを読めない10年、
と考えると、ほんっとに長い。


宮部みゆき、山藤章二、小田嶋隆、大月隆寛など、
幅広い分野の、多数の人々が
その非凡な視点、魅力的な文章、
消しゴム版画との絶妙な組み合わせについて語ります。

業界紙記者を経て、硬派系ノンフィクションライターとなった
著者の横田増生さんは、さらに、
両親や兄弟、小中高時代の同級生、
東京に出て来てからの仕事仲間、行きつけの店のマスターにまで
取材して、さまざまな方向から人間・ナンシー関に迫っていきます。

そういう本だと知ってはいたけど、
「ナンシー本」と聞いて、やっぱり読まずに素通りはできませんでした。

でも、読み終わって、今、複雑。

「テレビに映ったときにつまらなければ、それは『つまらない』である。
(中略)そこで私は『顔面至上主義』を謳う。見えるものしか見ない。
しかし、目を皿のようにして見る。そして見破る。
それが『顔面至上主義』なのだ」とナンシーは書いています。

「テレビの制作側の人とかから裏話みたいなものを聞くこともあるんですけど、
それは切り捨てちゃうっていうか、参考にしないですね」と語ったそうです。

それもこれもこの本に、ナンシーのテレビ評論への向き合い方を
端的に示す言葉として引用されています。

だから、だから。
そういうナンシーのコラムだから、
私も人間・ナンシーという先入観なしに、コラムだけ読んでいればよかった。
と、この本を読んでから思ってしまい…ゆえに、複雑な気持ちなのです。

でも、もう読んじゃったしなあ。
評伝としては丹念な力作だしなあ。
もう新しいものは読めないわけだしなあ。
と思って心を落ち着かせている私です。

Wikipediaなんかなかった時代のナンシーの文章の引用で
誤記があるといちいち(ママ)と注記しているのは
「元の文章を大事にする」という姿勢なのだろうと推測しますが、
それゆえに地の文の誤表記に出会うと(ママ)って振りたいぞと
心の中で突っ込んでしまいました。

たとえば、212ページの北原ルミイは北原ミレイの間違いですよー
(私の読んだのは一刷なので、修正されてたらごめん)。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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