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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
映画 「桐島、部活やめるってよ 」
桐島、部活やめるってよ   映画パンフレット 監督 吉田大八 キャスト 神木隆之介、橋本愛、大後寿々花桐島、部活やめるってよ  映画パンフレット 監督 吉田大八 キャスト 神木隆之介、橋本愛、大後寿々花
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なんだかオモシロそうな匂いが 発作的にしたので、
都内の上映がほとんど終わってる今になって
まだ観られるところを探して行ってみました。

いや~。

もの凄くいい映画です。
 
・・・あ、以下、超ネタバレです。
 
 
朝井リョウさんの原作 は 随分前に感想を書いたのですが
映画化と聞いて、よくありげな学園ドラマ風だと興ざめだなと心配しつつも、

まったく違いましたね。

学校のスーパースター、バレー部のエース「桐島」が
友達にも学年一可愛い彼女にも、何も告げずに部活を止め、
忽然と姿を消してしまう。メールも電話も繋がらなくなる。

小説では部活別?に、その同級生たちがオムニバス形式で描かれ、
一人ひとりが、高校時代という多感な時期を、半径1mの視野で
不安と期待にまみれて過ごす姿が、素のままに描かれていました。

学校という、平等を謳いながら厳密なヒエラルキーに支配される世界。
運動部のエース、垢抜けた容姿、そんなもので十代の格付けは決まる。
口には出さずとも、不文律として生徒間に敷かれた残酷なマップ。

それを映画でどう描くのかなあと。

で、思い切った手法が使われてました。
個々の家庭的背景は取り上げず、ただ「学校」という舞台の数日間に的を絞る。
(厳密には校外のシーンもわずかにあるけどね)

そこに流れる濃密な時間を、丁寧にすくい取る。
「金曜日」から始まる物語の中で、時間軸が何度も行き来する。
一人ひとりの立場から、同じ出来事、同じ時間をなぞり返す。

からかった方。ランキング上位の女子。
からかわれた方。ランキング下位の男子。

主人公は神木くん演じる、ダサい映画部男子ですが、セリフも登場する時間も
皆均等といっていいほど、「一人ひとり」が描かれる。

それぞれの立場での、脆い優越感、心もとない友情と恋愛、そして
心の奥深くに根ざすコンプレックスと不安。
自分のポジションがどこにあろうと、誰も自信なんて持っちゃない。
夢と希望は恥であるかのように、大事に胸に包み隠してる。

男子も女子もみんな「いるいる」と思え、「あるある」とうなずける。
登場人物の誰にでも感情移入できる、そんな既視感。共有感。

小説は、決して上手いとはいえないけど、その無垢な感情がきらめいていた。
吉田監督は、そのエッセンスを見事に抽出して、
ごく口語的なセリフを使い、不在の「桐島」が揺り動かす舞台を
実験的ともいえるような構成で、何のムダも入れず際立たせている。

すごい。

しかし、こういう切り取り方ができるのは、50に近い年齢の
監督だからなんだろう。あの頃の恥ずかしさ、純情、その価値が
十分すぎるほどわかるオトナになったからなんだろう。

もちろん、ちゃんと笑いも取り入れてます。
洗練された演出の映画です。

首都圏以外の関東圏、地方はこれから上映のところが多いので
もうぜひ、オススメです。 
 
・・なんか、今年は「高校生モノ」にけっこうハマったなあ。
青春回帰のお年頃、かしらん。
 
 
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