♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
高野史緒『カラマーゾフの妹』
カラマーゾフの妹カラマーゾフの妹
(2012/08/02)
高野 史緒

商品詳細を見る


第58回江戸川乱歩賞受賞作です。


『カラマーゾフの兄弟』の父殺しには別の犯人がいるのではないか?
事件から13年後 内務省モスクワ支局未解決事件課の特別捜査官となった
次男イワンが故郷スコトプリゴニエフスク(嚙まずに言えたら神!)にやってきて
再捜査を始める、という設定。


長男ドミートリ―は流刑地シベリアですでに死亡、
三男アリョーシャは還俗して今は小学校教師。
そしてイワンは実は多重人格だった、と。

原作を読んでいなくても楽しめる、という評ですが、どうかなあ。
私はどうしても原作を思い出してしまいます。

ただ、原作の記述(厳密にいえば亀山郁夫訳の)から、
行動や言葉の矛盾点を見つけ出して、別の真実に導き
読者を一応納得させる
という力技は、すでにデビューしたプロ作家とアマチュアとの違いでしょうか。

犯人や、犯行の動機は、もちろんここでは言えません。
そういう解釈もできるかな、としか。

私が面白かったのは、アリョーシャがテロリストになっていたり
モスクワの地下にコンピューターの原点らしき機械が動いていたり、
ロケットで月に行く計画があったり、と
SF作家高野史緒の面目躍如のシーンがあったこと(と言っても、SFのほうは読んだこと無いんだけどね)。
べルヌや、ホームズの名前が出てくるのも楽しい。

乱歩賞の規定からは外れるだろうけれど、寧ろこちらをメインにしたほうが
作品世界が広がったのではないかしら。

スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/474-43b071e2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)