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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
宝塚の舞台になりそう「烏に単は似合わない」
karasuni.jpg


今年度の松本清張賞受賞作品。
この作品でデビューした著者の阿部智里さんは
最年少受賞の現役大学生だそうです。

異界のある国でのお妃選びをめぐって、
個性的で美しい4人の姫と、それぞれの家、そして従う侍女たちが
繰り広げるつばぜり合い、駆け引き、友情とロマンスの
大奥風時代ファンタジーです。
八咫烏が支配する国「山内」が物語の舞台。
したかって登場人物はみんな烏ですから、
空を飛んだり、卵を産んだりしちゃいます。
ふだんは表紙のイラストのように
背景にお花背負ってるイメージなんですけどね。

宝塚の舞台や映画のスクリーンが目に浮かんでくるのは
著者の優れた描写力の賜物でしょう。
ストーリーも善悪入り乱れ、意外なラストまで一気に
読ませる力があります。

でも、不満なの。
「お妃選び」というフレームが。

4人の姫とその周囲の人々が、権謀術数をめぐらし、
技能や才能を磨き、ひたすら求めるものがそれかい、
みたいな脱力感をどうしても感じてしまうのです。

お妃になってどうする、という世界観が見えなくて、
誰がなってもこの世界にとっては同じじゃんと思え、
お妃レースそのものへの興味が削がれてしまいました。

著者の描きたかったものと、
私の求めたものが違っているってことなのかもしれません。
でも、小野不由美の「十ニ国記」の大ファンとしては
せっかくの異世界、せっかくの烏ですから、
もっとおもしろくなりそうで惜しいのです。

何はともあれ、「ハリー・ポッター」で育った世代の小説家の登場は
ファンタジーの傑作の誕生を予感させ、楽しみが増えました。

烏に単は似合わない烏に単は似合わない
(2012/06/24)
阿部 智里

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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