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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
大橋博之編著 『日本万国博覧会 パビリオン制服図鑑』
日本万国博覧会 パビリオン制服図鑑---EXPO’70 GIRLS COLLECTION (らんぷの本)日本万国博覧会 パビリオン制服図鑑---EXPO’70 GIRLS COLLECTION (らんぷの本)
(2010/06/18)
大橋 博之

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このところ、日本万国博覧会(EXPO’70)関連の本を読み漁っています。
と言うのも、開催から40年が経過したことを契機に、もう一度万博を見直そうという機運が高まり、
ここ2、3年でさまざまなジャンルの企画本が出版されているからです。

万博を社会学的に取り上げたシンポジウムの記録をまとめた『なつかしき未来「大阪万博」』や、
思い出をぎゅっと詰め込んだ『EXPO’70パビリオン』など、とても面白く読ませていただきました。
 

 
ところで、万博の開催から40年後の2010年3月、万国博記念公園に残る旧〈鉄鋼館〉で
一日限りのファッションショーが催されました。
コンセプトは、当時のホステス(万博開催時、今のコンパニオンはこう呼ばれていました)の
着用していたユニフォームを復元し、現代のモデルによるファッションショーを開こう、というもの。

ところが実際にプロジェクトを始めてみると、現物が残っているユニフォームは少なく、
写真に頼ったものが多かったという復元作業。その写真も退色が激しく色の選定に当惑し、
素材自体も生産が中止されていて風合いの実現に苦労したりと、開幕までは大変な作業だったようです。

本書は、そうしたユニフォーム復元作業の資料として集められた当時のホステスさんの写真を、
レプリカをまとった現代のモデルさんと対比しながら掲載した、僕のような万博少年にとっては
涙ちょちょぎれる一冊であります。

さて、万博少年を自認する僕ですから、当然、万博は見に行っています。
親にねだって、ねだって、夏休みの二泊三日をかけて、父親と僕と弟の三人は、
生まれて始めて乗った新幹線で大阪は千里丘陵の会場に向かいました。

もちろん興味の対象は、会場ところせましと立ち並ぶパビリオン群と、その展示でした
(話題と人気を独り占めした「月の石」よりも、趣向を凝らした映像展示に驚かせされました)。

華やかなファッションのホステスさんは、ちょっと年上ということもあってか、
そのころはあまり興味を持っていなかったようです。事前にガイドブックを読み込み、徹底的に調査し、
情報を集め、いかに効率的に多くのパビリオンを回るかというモデルコースを何パターンも
作っていた記憶があります。集めたスタンプと、各パビリオンのパンフレットは大事な宝物です。
めくるめくようなこの3日間の体験は、その後の僕に大きな影響を与えることになるのですが、
その話しはまた別の機会に。

おっと、閑話休題。話しを本に戻しましょう。

万博には政府、国内企業はもちろん外国からも多くの参加があり、さまざまなパビリオンが建ち並んでいました。
各パビリオンには、容姿端麗、眉目秀麗、頭脳明晰の、それこそ企業や国がその威信をかけて
全国より集めたホステスのお姉さんが、これまたデザイナーが知恵と想像力を傾けて作り上げた
斬新なユニフォームを着て僕たちを出迎えてくれました。

今にして思えば、彼女たちは公募で選ばれた女子大生や一般人、企業内から選抜された社員などの
25歳くらいまでの女性たちでしょう。色あせて変色した写真の中で、ホステスさんたちは
各パビリオン出展団体自慢のユニフォームに身をつつみ、微笑みながらポーズを決めています。

ああ、しかし、いかんせん、そこには40年という時間のへだたりがあります。
同じページに掲載された、レプリカを着てランウエィを颯爽と歩く40年後のモデルさんと比較してしまうと、
彼女たちが「ダサく」見えることは残酷な事実であります。
でもそれこそが40年という年月の重みなんでしょう。

おばさんパーマのようなヘアスタイルと赤いほっぺ。
短足胴長がいやでも目に付いてしまうミニスカートとブーツ。
流行だったのか多くのデザイナーが取り入れたジョッキータイプの帽子。
マキシコートにパンタロン……すでに還暦を越えたであろう彼女たちは、
この写真を見てどう感じるのだろうと思ってしまいました。

とにかく、写真をご覧ください。
万博を知っている世代も、『20世紀少年』のパロディでしか知らない世代も、
ミニスカートをはいた世代も、パンタロンを知らない世代も、みんなに見てもらいたい〈タイムカプセル〉です。

ちなみに、現在の僕が一番良かったと思うホステスさんは、
№19〈自動車館〉のキュッロトスカート姿の彼女と、№20〈サンヨー館〉のミニワンピース姿の彼女です。

(追伸)興味のある方には、アルバム2冊にまとめた僕の万博見学旅行写真集をお見せしますよ。
 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント
炒飯の万博
荻窪駅から徒歩4-5分のところに、その名も「炒飯の万博」という、炒飯の専門店があります。
私は1度しか行ったことがないのですが、店主が万博マニアらしく、店内には万博グッズがいろいろと置かれています。写真もたくさんあったような。
本格的な紹興酒を置いていたり、お米も特別なものを使ったりと、マニアックな感じですよ。
この6年で3軒と、長続きしないお店が続いている場所なので、ご興味があったら早めに覗いてみられてはいかがでしょう?
今のお店になって、確か3年目くらい、だと思います。

ところで私も万博にはけっこう興味があります。
東京オリンピックもそうですが、どこかで戦後昭和の総括をしたいという思いが、日本人、とりわけ団塊の世代には強いのでしょうね。
私はもう一世代下ですが、なんとなくわかります。
[2012/08/02 21:06] URL | 44ヨシモト #lyVnroUc [ 編集 ]


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