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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『ふくろう』
ふくろうふくろう
(2012/06/15)
梶 よう子

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初めて読む作家さんです。
松本清張賞で世に出た方らしい。

表紙のとおり、時代小説です。文庫ではなくハードカバー。
 
 
さいきん時代小説を読むようになったけど、歴史に疎い私は
時代考証だとかの詳細は、よくわかっていません。

ただ面白いかどうかだけで読んでる。

そういう視点でいうと、読み始めは面白かった。
伴鍋次郎は、気立てのいい妻を娶り、長子の誕生を待つばかりの
幸せで満ち足りた武家の跡取り息子。

異例の抜擢ともいえる書院番士の命を得て、江戸城内に出仕を始めたものの、
とあることから己の出自に疑いをもち、やがて自分が実子ではないことを突き止める。

本当の親は誰・・? なんで今まで真実が隠されていたのか?

てところから始まる、面白い筋立てを期待させる展開なのですが、
そのメインテーマは、江戸城に詰める番士同士の間で起こる
新参者虐め、っていうもので。

その虐めたるやコドモのごとく単純で、しかし陰惨で、
人間はいつの世もいたぶられればココロを病むもので、
なんだか時代性を感じさせないテーマになっています。

で、そういう目にあわされた人間がどうなっていくかという。

新鮮な視点といえばそうなんですが、

なんというか

スケールちっちゃ。

な印象を受けてしまいましたの。

もちろん忠臣蔵だって、元は城内の虐め話なんだけど、
あれはやはり、その後の赤穂浪士のドラマなわけで。

この小説はシリアスな世界なんだけど、そういうのは
現代を舞台にしたっていくらでも読めるし、
時代小説には、特に、優等生的ヒーローな主人公の場合は、

なんか大義名分が欲しくなってしまうんだよな。
御家の問題より、世を動かすものに対して。

うーん。筆運びは上手いヒトなので、
今後に期待したいです。 
 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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