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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
妻にラブラブラブ・ストーリー その2「なまづま」
なまづま

昨年の「日本ホラー小説大賞」長編賞を受賞した堀井拓馬さんの作品。
大賞は該当なしということで、その下の賞らしいのですが、
吐き気を催す臭いを発し、どろどろべたべたな皮膚を持つ生物と
抱き合ったり、キスしたりする主人公、十分に怖かったー。


他人とのコミュニケーションが苦手な「私」は、
唯一の理解者であり愛情の対象だった妻を亡くし
死んだも同然の日々を送っています。

職業は、「ヌメリヒトモドキ」の研究者。
それは、粘液に覆われて、めちゃくちゃ臭くて、
何をしても死なない新生物ですが、
私はこの生き物が人間の記憶や感情を学習することを知ります。

最愛の妻を蘇らせるために、1匹のヌメリヒトモドキを捕まえ、
自宅で秘かに飼育して、妻とうりふたつに育て上げようとする私
(うりふたつとは言っても臭くてどろどろ)。
そして、やがて訪れる悲劇的結末…。

強烈な臭気、気味の悪いぬらっとした感触が
ねちっとした文章で
これでもかこれでもかと語られます。

でも、ヌメリヒトモドキ以上に怖いのは
激しく募る妻への愛情が
臭さやヌメリへの抵抗感や
生理的拒絶を超えてしまった後の「私」です。

やっぱり壊れた人の心が怪物よりずっと怖いよね、
ということを再確認した1冊でした。

なまづま (角川ホラー文庫)なまづま (角川ホラー文庫)
(2011/10/25)
堀井 拓馬

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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