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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
諸田 玲子 『幽霊の涙―お鳥見女房』
幽霊の涙―お鳥見女房幽霊の涙―お鳥見女房
(2011/09)
諸田 玲子

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沢山ある時代小説のなかで、ずっと追いかけているのは
宇江佐真理『髪結い伊三次捕り物余話』と高田郁『みをつくし料理帖』、
それにこの『お鳥見女房』のシリーズ。
 


幕府のお鳥見役、つまり将軍の鷹狩りに支障が出ないように準備を整えるというのが表向き、
実は諜報活動を担っているという剣呑な役目であり、代代その役に就いてきた
矢島家の家付き娘珠世が主人公となって、巻き起こる出来事を描いています。

おなじみの登場人物が、特に脇役が成長し、結婚したり子供を産んだり、
読者が見守っていけるのもシリーズものの楽しさです。

珠世はその人柄の温かさで周りを優しく包みます。
夫が危険な任務で何カ月も行方知れずになっていても家族をしっかり守り、
迷い込んできた浪人とその家族の面倒を見て、うっとうしい親類にも嫌な顔も見せません。

元服前だった長男もシリーズ六冊目となるこの作品では嫁ももらって、
子供も出来て・・・・・・だんだんつまらなくなってきました。

長男の嫁は家格も上で、鷹姫様と呼ばれるような権高な娘だったので、
これはさすがの珠世も手を焼くかと思いきや、

珠世の人柄ゆえか嫁は珠世を慕い、珠世は嫁の自尊心を損なわないように優しく気遣い、
家庭は円満。まあ、おはなしだからね。

珠世さんがあまりに出来たお方で、
最初のうちはその温かさに癒されるような思いがしていたのですが、飽きてきちゃうのです。
事件は色々起こるけれど、最後には珠世の機転、思いやり、そして自己犠牲で丸く収まります。
それぞれのエゴは決してむき出しにならず、というより、「無いもの」のようです。

作者としては、珠世の包容力を夫や長男の危険な任務との対比として描きたいのでしょうが、
珠世さんはあくまでも家庭の人で、活動の範囲は限られていますから
どうしても展開はワンパターンにならざるを得ません。

もう、読まないかな、たぶん。

一方で、『みをつくし料理帖』は早、七冊目とはなりましたが、
主人公の恋についての予想通りの展開と、重要な脇役のなぜっ!という展開(悲嘆)で先が楽しみです。
 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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