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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『無慈悲な昼食』
 
無慈悲な昼食無慈悲な昼食
(2012/02/14)
エベリオ・ロセーロ

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フェルナンド・ バジェホ『崖っぷち』に続く
コロンビアの小説を読みました。

なんとも不思議でシニカルな本です。
 
 
 
とある教会に住み着いて、毎日ホームレスや娼婦が群がる
無料の昼食会の世話をさせられているタンクレドが主人公。

彼の背中には大きなコブがある。とくれば
ノートルダムのせむし男を思い出すけど、
タンクレドは若く筋肉質の体を持つ、ある種の色男。

教会には、ほかに三つ子のようなオババの料理人の、
リリア、そう、3人ともリリア。
修道女もどきの淫乱養女、ザビーナ。
色と欲にまみれた偽善者、アルミダと聖具室係
が暮らしている。

いかにも、なキャラの揃ったこの教会で、とある晩に
アルミダ神父らが外出することになり、代わりにミサを行いに
外からやってきたのが、アルコール漬けの酔いどれ神父。

コイツが行う破天荒な歌声ミサのおかげで
教会の住人は、破滅的な一夜を過ごす。
そして、外出先から戻った悪徳神父らの運命は・・

という、舞台仕掛けのようなお話です。

タンクレドは、この閉鎖的な空間で
己という人間のあり方について、哲学的に思考したりもするけど、
現実にはザビーナの体当たりな誘惑に負けて、ただただ
聖なる場所で 獣のごとく本能に支配される。

どいつもこいつも、ろくでなし。

その軽さ、リズミカルな言い回し、
現実と妄想が入り交じる ブラックな一夜。

う〜ん。『崖っぷち』とも通じる、テンポの良さと
センスのいい展開が楽しめる、意外や意外、な小説でした。

ロセーロさんは 長い下積み生活の後、
広く世界に売れるようになった作家とか。

コロンビア、侮れないなあ。
 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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