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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『もういちど生まれる』
もういちど生まれるもういちど生まれる
(2011/12/09)
朝井 リョウ

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桐島、部活やめるってよ』で、小説すばる新人賞をとった
朝井リョウさんは、その後どんな作品を書いたのかなと
興味を持って 読みました。

ううむ。

幼い。
幼くてピュア。


 
前作は、地方のとある共学高校に通う
男女5人の高校生の日常が オムニバス形式で描かれてましたが、
今回も、構成はまったく同じ、

作者が通う早稲田をモデルとした大学と美大を舞台に
男女の大学2年生5人の青春が オムニバスで書かれてます。

作者と同じように地方の高校から東京に進学した私は、前作を読んだとき
靄の中でもがくような 高校時代という短い人生の季節を

客観的に振り返ることができる今となっては、
その「狭さ」が、特に地方ゆえの「狭苦しさ」が、なんとも切なく、
息苦しいものとして、恥ずかしい過去を探られるようなリアル感がこみ上げてくる


と書いたのでしたが、

今回も 若き作家は、何の捻りも作為も込めず、
ただただピュアに 大人になりきれない
将来への確たる自信を持てない 
ごくごく普通の20歳の男女の青春を描き、

その感性が「素」であればあるほど、またしても
小っ恥ずかしいリアル感がこみ上げてきたのでした。

うーん。この無防備さは、この人の持ち味なのかなあ。
それでもこの先、この路線でやってけんのかなあ。

なんて思ったんだけど、

まだ在学中らしいし、むしろ彼は専業作家にならないで
フツーの勤め人になって フツーの結婚をして
そのときそのときの「素」を描けば、それはそれで
面白いかもなあ、という気もするのでした。

・・・・・・

それにしても
『共喰い』の直後に読んだってせいもあるんだけど、
この小説に出てくる男の子たちは、どれも優しいの。

少女時代の恋愛バイブルだった『別冊マーガレット』に
出てきた、女の子目線で描かれた少年のように。

なんつーか、『共喰い』をはじめ、
40代以上の男性作家が青春期を振り返って描く
ハタチ前後のオトコといえば、さながら種馬のごとく、
女と見れば

 カラダ >>>>>>>>>>> ココロ


て感じがするんですけど、この小説の男の子たちは皆

 ココロ >>> カラダ

て感じなんですよ。
女の子のココロのすべてを大切にする優しさを持ち合わせている。

二十歳の大学生の男女5人の恋愛含む青春小説なのに、
キスシーンひとつ、ないんすよ?(厳密にはなくもないけど)
別マだって、キスまではお約束だったのに。

キミらはエロ動画をDLしたりせんのだろうか?
いや、たとえ「してる」と書かれたとしても、なんというかこう、
獣的な肉欲が ちらとも感じられないだろうという、

まさに「草食系男子小説」ってんですかねー。
女性と価値観が同化していくような。
ある意味、男女の「バカ差」がなくなってくような。

うーん。少子化は加速してくばかりだなあ。
やっぱ男がバカでないと、子どもは増えないのかw

※追記
『桐島、部活やめるってよ』は、この夏映画化なんですね。
今向け作家、なのかなあ。

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