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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい』
君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい君は嘘つきだから、小説家にでもなればいい
(2011/12)
浅田 次郎

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大御所・浅田センセイのエッセイ集です。

1990年代後半から10年あまりの間に
あちこちの本や雑誌に書き綴られたもの。

作家として、ギャンブラー(競馬)として、
読書家として、それぞれの媒体のテーマに即し、
短文ながらも、どれも熟しきった文章力と
あふれるサービス精神満載の、

 
 
鼻につく1冊です。

おお、言ってしまった。

しかし上手すぎて鼻につくんだけど、
やっぱり上手いの。なんのこっちゃ。

浅田先生は、生粋の博奕打ちの血筋を受け継ぐ方だそうで、
博打も強いが商才も長けていたはずのお父上の商売が破綻し、
わずか9歳で一家離散の目に遭っています。

それでもミッション系の私立小学校に通っていた氏は、
お抱え運転手の送迎車がなくなった後も徒歩で通学し、

駒場東邦で高一まで過ごした後に転校して家出をし、
三島由紀夫の割腹に衝撃を受けて、大学受験を止め
いきなり自衛隊に入られました。

それを2年でやめた後、
アパレル業界→売れない作家→大人気作家と異色の人生街道を歩み、
揺るがない地位を築き上げた今も早朝から筆をとり、
午後は読書に費やして10時には床に就く。
週に5日働いて、週末は競馬場めぐり。

それは成功譚であり、エリート小説家の矜持でもあります。
エリートって言葉が小説家にふさわしいのかどうかわからん。

でも、一遍ごとのエッセイがまとまったボリュームになり、
浅田先生の自信あふれる、選ばれた正しい日本語を目にすると、
なるべくしてなられた大小説家であることが、行間から湧いてくる。

『鉄道員』や『一刀斎夢録』などの執筆背景を読むと、
猛烈な知識欲、強い意志の積み重ねが、多数の名作を
生み出してきたのだと納得させられます。

だから文句もいえないの。

生半可な若手の作家は足元にも及ばない大小説家の、
さらなる大傑作を、読者としては待ち望むばかりです。ハイ。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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