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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
森さんの実験小説なのかな?「この女」
この女

礼司さんという男性がある女性について書いている小説
という体裁を取る、女性作家森絵都さんの作品です。

わかりにくい?

男性が書く女性についての小説というものに
森さんが興味を持ち、そういうものを書いたと
朝日ドットコムのインタビューにありました。

どきどきしてしまうのは
舞台が1994年の夏から95年1月までの神戸、大阪ってこと。

とりあえず、ちょっとほっとするエンディングを迎えそうなのに、
ああ、この後すぐに、あの阪神・淡路大震災が主人公たちを
襲うんだわぁと読み手にはわかるわけで。

釜ヶ崎で暮らす日雇いの礼司が、ひょんな縁で
大阪のホテル経営者の依頼を受けることから話は始まります。
依頼というのは、彼の妻の人生を小説にすること。

妻の結子さんは、一筋縄ではいかない女なのですが、
桜木紫乃の「ラブレス」の百合江さんに通じるものがあるような
気がしました。

とんでもない大事件、不幸な出来事に次々に翻弄されながら
割としなやかに受け流し、
結局自分のやりたいことはしたたかに実現していくというタイプ。

松本サリン事件、細川・羽田・村山内閣と続く政治の混乱など、
現実のできごとをからませながら
結子さんと礼司さんを中心に、釜ヶ崎のおいちゃんたちや
チンピラくんや大阪市の政治家たちが物語を織りなしていきます。

今までの森絵都さんとはちょっと違う面を感じました。
森さんのチャレンジなのかな、という小説です。

この女この女
(2011/05/11)
森 絵都

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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「この女」森絵都

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[2012/08/28 16:49] 粋な提案