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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
戦争直後の人々のエネルギーに元気もらえる「笑い三年、泣き三月。」
笑い三年、泣き三月。

「茗荷谷の猫」、直木賞受賞作「漂砂のうたう」に続き
木内昇さんの小説を読むのは3作目。

市井の人々の小さな幸せや、悲しみや、切なさが
べたつかず、突き放しすぎない、適度な距離感を持った文章で描かれ
読んだ後、じわじわっとしみてくるところがすてきです。

この作品は、
昭和20-22年くらいまでの浅草のストリップ小屋を舞台に
戦争で家族を亡くした少年武男、
伝統芸万歳を極めようとやって来た善蔵、
ポナペ島での戦いから帰って来た光秀(みっちゃん)を中心に、
毎日空腹を抱えながらも、少しずつ復興の兆しが見えてくる
時代と人々が主役です。

雑草雑炊ばかり食べているある日、
数年ぶりの白米ご飯を炊いたうれしさと、
その鍋を蹴っ飛ばしたみっちゃんの屈折。

世の中を斜めに見て、大人をばかにしていた武男くんが
一番ばかにしていた善蔵さんにだんだん心を開いていく過程。

元お嬢様の踊り子ふう子さんの
ある意味開き直った生き方など、
登場人物一人ひとりから何かをプレゼントされるような
エピソードがあちこちにちりばめられています。

物語の中のいくつかのシーンを
きっといつまでも覚えているような、
お得感のある小説でした。

笑い三年、泣き三月。笑い三年、泣き三月。
(2011/09/16)
木内 昇

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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