♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
内澤旬子さん絶賛「癌だましい」
癌だましい

末期の食道癌を患う主人公麻美(45歳)が、
治療を拒んだまま、ひたすら食べ続けながら癌と戦う(?)日々を
描いた作品です。いやはや、壮絶!


「癌だましい」は第112回文學界新人賞受賞作品。
著者の山内令南さんは、自身も同じ病いで入院中、
ベッドで受賞の知らせを聞いたそうです。
そして、同時収載の「癌ふるい」を最後の力を振り絞って
校正し終えて、帰らぬ人となったとか。いやいや、著者も壮絶。

食道が腫瘍で塞がりかけているので、
食べ物はもちろん、水分だって摂取するのが大変な状態にある麻美。
元々84キロあった体重は半分になっています。

それでも、元気な頃から生きる歓びも、楽しみも、目的も
「食べること」だけだった麻美は、
痛くても、吐いても、もだえても、食べ続けるのです。

同じく食道癌で亡くなった知人は、
食べられなくなって入院し、3カ月あまり食事は一切とることができず、
点滴だけで栄養摂取していました。
病室のテレビで熱心に見ていたのが高校野球と料理番組。
食べられない時に、料理番組はつらくないかな、と思いましたが、
「食べられなくても作りたいんだよね」と言っていました。

「食べる」ということは「生きる」ことなんだなあと
その時にも思ったものでしたが、
麻美の姿はさらに凄まじい迫力で「食べる」こと、「生きる」ことを
のほほんと食べて生きている私に突き付けてくるような気がしました。

怖い小説です。
ままりんレポートの「世界屠畜紀行」の内澤旬子さんが絶賛です。


癌だましい癌だましい
(2011/08)
山内 令南

商品詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/264-dc931b8a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)