♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
気持ちよかった「抱擁、あるいはライスには塩を」
抱擁あるいは

とてもおもしろかったし、読み終えて気持ちよかったー、私。
でも、そうじゃない人、複雑な気持ちの人も多いかもしれません。

ちょっと変わり者の一家「柳島家」の三代記が、
時間も語り手も章ごとに変わりながら綴られます。

それぞれの章が独立した短編としてもおもしろいく、
ラストはちょっと淋しいけれど納得感があります。

神谷町の大きな洋館に暮らす一家は
子どもを学校にやらず家庭で教育するとか、
父親、母親の違う子どもも抵抗なく受け入れて育てるとか…。
一般の世間の人とはちょっと違った習慣や価値観を持っています。

そこで育った子どもたちは、
ある者はうまく社会に適応できなかったり、
放浪して自分の場所を探した末に戻って来たり、
しっかり地に足をつけて他の場所へ飛び立って行ったりします。

それでも、誰もが、家族を思い、
その一員であることをベースに人生を歩いている感じ。

「ライスには塩を」という柳島語を翻訳すると
「自由万歳!」だと二代目の3人姉弟が笑い合うシーンがあります。

抱擁、は家族を思いやる、大切にする気持ちを表し、
ライスには塩を、は家族でも個人の自由を尊重する気持ち、
そのどちらも持っている家族の話だから気持ちよかったのではないかな
と後から理屈をつけてみました。

でも、気になるのは表紙のレース編みみたいな模様が
裏表紙ではほどけてちぎれてばらばらになっていることです。

家族がしっかりとつながり、一つの完成した形を作るのは
時の流れの中の一瞬なんだよ、というメッセージなのでしょうか。

「下流の宴」のラストを明るいと思った私なので、
ほんとは切ない家族のお話なのかもしれないと、
やや自信がなくなって…読んだ方の感想を聞きたい!


抱擁、あるいはライスには塩を抱擁、あるいはライスには塩を
(2010/11/05)
江國 香織

商品詳細を見る
スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/212-10bfa13a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)