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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『リヴァトン館』
リヴァトン館リヴァトン館
(2009/10/16)
ケイト モートン

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読書会のお仲間が 何人も「おもしろいよ~」ってたので、
早速図書館で借りてきました。

・・いまんとこ、今年のマイベストかも。


 

ワタクシ、行ったことないけど、イギリスだあいすき♪
って前にも言いました。
特に「寄宿舎」「執事」「お屋敷」って要素に、
とってもくすぐられるミーハーです。

この小説は、同じキモチをお持ちのあなたなら、
1ページめから その世界に引き込まれます。

第一次世界大戦を相前後する時代のイギリスにあった
とある貴族の館が「リヴァトン館」です。

今では記念館として公開され、多くの見学者が訪れるこの館で、
当時起こった悲惨な事件の真相を、

14歳でメイドとして、初めてリヴァトン館に奉公し、
後に令嬢ハンナに侍女として仕えたグレイスが、
数十年を経て、老人施設で死の床にありながら
最愛の孫にすべて伝えようというのが、この小説なのです。

そそるでしょー?

リヴァトン館は、当時の裕福な貴族がそうであったように、
料理人や庭師や皿洗いや秘書や、多くの使用人が住み込み、
広い邸宅の隅々まで管理し、要人の来客やら舞踏会やら
華やかな社交を、規律正しくしっかりと支えます。

その貴族文化もステキですが、文章が素晴らしくよくてね。
翻訳家の力量もあるのでしょうが、原文の描写力が
きっと、すごいセンスがあるんだろうと思わされます。

加えて構成力。
グレイスの、今と昔を行き来する複合的な視点から
謎を解く糸がするすると解かれていく。
リヴァトン館の主人一家と取り巻き、そしてグレイス自身の
生い立ちを絡めながら、最後の最後まで謎解きをとっておく。

そのおかげで、この小説の本題が、より鮮明に、
より深く読者の心に浸透してくるのです。

本題って?

そんりゃもう、どっぷどぷの恋愛小説なんですよ、コレ。
いやもう、久々に首まで浸かりました。

しかし、最初からわかることなのでネタバレでもないと思いますが、
ここに出てくる人々は、皆深い情を持って、人を心から愛しますが、
誰ひとり満たされません。幸せにはなりません。

苦しいんです。

切ないんです。

なので、それぞれに感情移入してしまうとキツイです。
どっちかというと、女性受けする小説かな。

最後に、ハンナの台詞をいくつか抜粋しておきましょう。

「真実の愛とは病気のようなものよ」
「まえはちっともわからなかった」
「知的で良識ある人がなぜそんな途方もない無分別なことに駆り立てられるのか」
「いまはわかるわ。病気なのよ。思わぬときにかかる。治療法は知られていない」
「死に至ることもある」


いいでしょ~。
読みたくなったでしょ~。

なお、3,000円もするだけあって
装丁もゴージャスで素敵な本です。
でも、それに見合う内容と思います。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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