♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『図書館に訊け!』
図書館に訊け! (ちくま新書)図書館に訊け! (ちくま新書)
(2004/08/06)
井上 真琴

商品詳細を見る


司書の通信教育の課題レポートを書くために、
参考文献として読んだ本。

図書館学のマジメな本ですが、堅苦しさはまるでなく、
ちょっとミステリをひもとくような楽しさもある本です。
 
 
その昔、私は勤務先のメーカーで、マーケティングリサーチの
仕事をかなり長くやってました。

特にそれを強く希望したわけではないんだけど、
歴史の浅い部署だったんで、何もかもが手探りのスタートで、
大変だったけど、とっても自由な仕事だった。

やり始めて気づいたのは、
私は調べるのが好きだ
ってこと。

アンケートはもちろん、いろんなマーケティング資料や
POSデータ、統計表などなど、グラフや数表を見るだけで、
そのウラにある市場動向とか、顧客心理とか、世の動きが
浮かんでくるのが、ものすごく面白くて、のめりこんでました。

図書館のレファレンスは、それに共通するところが多いおシゴトです。
平たくいえば、利用者の問い合わせに応じる業務。

著者の井上さんは、大学図書館に長年勤務する
レファレンス・ライブラリアンのエキスパートです。

まさに「この人に訊け!」て感じですが、
必要とされるのは、利用者の質問にドンピシャで答えられる
専門分野の知識そのものではなく、

利用者が知りたがってることを、どのように整理して
どのような資料や専門機関をあたるべきか、
その道筋を示してあげられる探偵?能力なのです。

初めの1歩は、辞書や事典、書誌、地図など「参考図書」をあたること。

たとえば「平安時代の漢詩集『本朝無題詩』にある
藤原忠通の作品を調べたいのに、その名の作品がない」という
問い合わせには、まず『国史大事典』で藤原忠通をあたれとアドバイス。

そこで、かの人が法性寺流書の祖といわれていることがわかり、
件の書の中で「法性寺入道殿下」の名で書かれた作品が、
それにあたることが判明するのです。

「昭和初期の時刻表を調べたい」という利用者には、
交通博物館への問い合わせサービスを紹介します。

Web検索、多種多様な書誌、他館からの貸借資料はもちろん、
地域の観光協会までも、的確な回答を得られる問い合わせ先を
利用者に情報提供することが、図書館員のヨロコビなのです。

利用者は図書館員を恐れず、いくらでも質問を投げかけること、
そして膨大に眠る図書館資料を、隈なく利用する方法を
身につけていこう、というねらいで書かれた本です。

小説でも、図書館はよく出てきます。

「ジェノサイド」の主人公の古賀クンも、作中で
大宅壮一文庫がモデルらしい私設図書館や公共図書館を
渡り歩いて過去の資料にあたるシーンがあります。

レファレンス係が中心になって謎解きをしていくような、
そんなミステリをちょっと読んでみたい気持ちになったのでした。

ブックオフオンライン 
スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/194-278f8c19
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)