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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
去年の大事件を思い出す「チリ 33人 生存と救出、知られざる記録」
ちり33人


昨年8月、チリのサンホセ鉱山の落盤事故で地中に69日間閉じ込められ、
奇跡の全員生還を果たした33人の記録です。

東日本大震災をはじめ、世界では次々と事件や事故が起きるので、
すでにすっかり過去の出来事になっていますが。


あれだけマスコミが集結し、世界中に張り巡らされたニュース網を通じて
事細かに、時々刻々報道された「感動の救出劇」ではありましたが、
もちろんリアルタイムには明らかにできなかったエピソードも多々あるわけで
その一部始終を詳細に追いかけたレポートが出たら
絶対読もうと思っていました。

話題になった妻vs愛人のバトルとか、
地中での33人の暮らしぶり、役割分担など
知っている話もありましたが…。

閉じ込められ、地上と隔絶されていた最初の17日間、
暗闇、高温多湿、1つの缶詰をスプーン1杯ずつ分け合う食料事情、
食料が尽き、一人また一人と死んでいったときのカニバリズムの恐怖などは
本人たちの口から語られて、あらためて生々しく迫って来ます。

地上と連絡がとれるようになって、食料の心配はなくなったものの、
救出作業はなかなか進まず、地上の政治的経済的雑音が降り注ぎ
その間にも山は小規模、中規模の崩落を繰り返し、
精神的ストレスは高まっていきます。

テレビ電話を通じた心理学者のカウンセリングをボイコットしたり、
ダッチワイフの要求を33人分も送れないと拒否されたり、
閉じ込められた33人にはさまざまなことがありました。

救出側も、家族がこっそり男たちに届けようとするマリファナに目を光らせたり
カプセルでの救出が途中でトラブり、
ネット映像では録画画像を流してごまかしたりなど、
舞台裏では予想を上回るどたばたがあったそうです。

それでも33人は生還しました。

あらゆる国のあらゆる人々の善意と思いやりと
彼らを助けたいという気持ちで世界中が一つになった
「反9.11」的快挙であったと、著者は書いています。

この半年後の「3.11」を経て
善意を形にすること、一つになる力を人類は
さらにいっそう学ばされているよなーと思いながら読み終えました。


チリ33人 ~ 生存と救出、知られざる記録チリ33人 ~ 生存と救出、知られざる記録
(2011/03/18)
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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