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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
恋に墜ちる過程がお見事「白いしるし」
白いしるし


西加奈子さんの激しい恋愛小説です。

この小説の恋愛は、どろどろでもべたべたでも
ねつれつでもえろえろでもありません。
いわゆる「激しい恋愛」イメージとはちょっと違う。
でも、身も心ももっていかれちゃう恋愛です。

32歳の「なつめ」はアルバイトをしながら絵を描いています。
過去の恋愛でぐずぐずになった自分を知っているから、
恋愛に対して構えています。今度はおだやかな恋愛をしたい、と。

ところがある画廊で白い富士山の絵を見たとたん、全身に衝撃が走り、
画家の「まじま」を好きになること、そしてその恋は激しいだけに
過去のものよりさらに狂気をはらんだものになることを確信するのです。

「なつめ」は恋愛体質とは思えない大阪弁のさっぱり系だし、
「まじま」はマッチョにはほど遠く、頼りなく、経済力もない草食系です。
でも、墜ちるんですね。
その過程がていねいに描かれ、
「なつめ」の気持ちにぐんぐん自分の心が寄り添っていきます。

実体験としてはないけれど、あるかもしれない恋愛の形、
ある意味「快心の恋愛」かな。
結末はどうでもよいと思えるほど、
墜ちていく途中が心地よくて恐ろしい、
すごく好きな恋愛小説でした。

「キリコについて」以来私には2冊目の西加奈子作品ですが、
もっと読みたい、全部読みたいぞ、と思いました。



白いしるし白いしるし
(2010/12)
西 加奈子

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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[2012/01/17 18:56] URL | 藍色 #- [ 編集 ]


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「白いしるし」西加奈子

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