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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『恋文の技術』
恋文の技術 (ポプラ文庫)恋文の技術 (ポプラ文庫)
(2011/04/06)
森見 登美彦

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2009年に出てた本だけど、
このほど文庫になったので読んでみました。


 
 
森見さんというと、京大生の青春モノで、
どうしても万城目学さんと比較してしまうことが多い。

初めのころは 「鴨川ホルモー」の圧倒的なパワーで
「面白いほうがマキメ、つまんない方がモリミ」と
区別しとりました(失礼)。

しかし、マキメ氏が「鹿男」「プリンセス」と次々出す
作品が、どうも行き詰まりに向かってるような気がして、

一方のモリミ氏は、何作か読むうちに、安定した実力を
感じるようになって、今では
「うまい方がモリミ、・・・」と区別しとります。

で、これは、ある種実験的な書簡体の小説です。

京都の大学の研究室から、教授のススメで
石川県は七尾の、寂莫たるクラゲ研究所に送られた主人公が
友人、先輩、妹、家庭教師の教え子、そして意中のヒト
を相手に文通を始めて 人恋しさをまぎらそうとするもので、

すべては、ちょっと屈折した主人公の守田クンが記すお手紙だけで成る小説です。

彼を取り巻く人々の間で起きた出来事が、すべて手紙に語られ、
登場人物のキャラが 生き生きと目の前に浮かび出るような
その構成力と描写力は、やはりうまいなあと思わずにいられません。

きっと この人は 読者のほうに好き嫌いがあって、
ファンとそうでない人がきっぱり分かれてるんだと思う。

守田クンの文通相手に「森見登美彦」自身が出てくるのも
ダメな人にはダメかもしれませんが、著者が描く自身の姿は
ちょっとハナにつく売れっ子作家で、小説を引っ張る
キーパーソンとなっています。

その辺がすごくうまくてね、物語はクセのある人々をいちどきに集めて
クライマックスに向かっていく。
最後、守田クンが意中の人に書き上げた手紙は・・・

と読み終わっても、やはりうまいなあ、とうなずく小説なのでした。

・・・

余談ながら、マキメ氏はやはりエンタテインメント性の強い作品で
世に出てしまったので、映像化を期待されてるところはあると思います。

プリンセス・トヨトミは、いろんな要素を盛り込みすぎて
料理しきれなかったんじゃないか、な感じが残る作品でしたが、

映画化にあたり、主人公の男子が綾瀬はるかちゃんとなり、
滝クリみたいなゲンズブール女史が 男にされて
岡田将生くん、というキャストを知って、

う~ん。。

と思ったことでした。



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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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