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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
突っ走らない恋愛にしんみり「二人静」
二人静

久しぶりに恋愛小説を読みました。
しかもすごく久しぶりの盛田隆二。

「サウダージ」という作品がすごく印象に残っている作家ですが、
それを読んだのは、もう15年以上も前のこと。

「サウダージ」はインド人の母を持つ青年の物語で、
どこか夢の中のような、薄い幕の向こう側のお芝居を見ているような印象でした。

ところがこの「二人静」は超リアリズム。
盛田さんは「リアリズムの名手」と著者紹介に書いてあります。
15年の時間はあなどれない。

認知症の父親を抱える32歳のサラリーマン周吾が、
父親を短期的に預かってくれる施設で働く同じ年のあかりと出会います。
彼女は情緒障害で緊張すると口がきけなくなる娘志歩を一人で育てていて、
自分自身、こどもの頃に吃音で悩んだ周吾は
携帯メールをきっかけに志歩と親しくなり、
母子にどんどん魅かれていきます。

父親の介護問題、志歩の障害などを包み込みながら
うまくいきそうに見えた恋愛は、
あかりの前夫、DV男の登場で波乱の展開に…。

途中のディテールは超リアリズムなのですが、
最後の着地はほんのり、ぼんやり灯りが見えるような
懐かしい盛田ワールドでした。

「ツイッター文学賞」国内部門で1位を獲得!
ひたひた、しみじみ、じわじわとしみてくる恋愛小説です。


二人静二人静
(2010/09/17)
盛田 隆二

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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