いやー、もうこれは、「彦四郎よ、君はマザーテレサか?」と言いたくなるような、『無償の愛』ですね。あそこまでやるって、どんだけ惚れ込んだらできるのでしょう・・・?
しかも舞台が武士の世界だから、かっこ良さに輪をかける!SAMURAI BANZAI!!
でもきっと、ここまで究極に人の為に生きる事ができた彦四郎は幸せだったんだろうな。
勘一が途中で挫折せず、夢を遂げた事が恩返しですね。
私は、「助けてる事を知らせない足長おじさん」とか、「名前を公表しないで多額の寄付をする人」とかの人類愛イメージでした。
[2012/05/05 15:50]
URL | りんりん #-
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深読み 他の作品を何作か読んで、やっとこの内容を理解した気になりました。
これはやっぱり恋愛小説だと思うの。
彦四郎は勘一の妻を守り抜くために全てを捧げる。
強く心で結ばれた彼女の幸せのために、勘一に「勝ち組」人生を与える。
と考えると、行為の全てに説明がつく。
しかし、となると勘一がコケにされてるじゃん、てのが長らく疑問だったのですが、
「女に裏切られる試練を耐える男としての強さ」を
百田さんは他の作品でも追求していて、マゾヒスティックな美意識が
あるようなので、勘一の人生はなるほどそうか、と後にナットクしたのでした。
[2012/05/05 23:32]
URL | ままりん #-
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トラックバックさせていただきました。
トラックバックお待ちしています。
[2012/07/17 16:29]
URL | 藍色 #-
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