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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
北森鴻、未完のミステリー「暁英 贋作・鹿鳴館」
暁英


北森鴻が亡くなったのは去年の1月25日。もうすぐ1年です。
ニュースを聞いてびっくりしたことを覚えています。
40代で逝ってしまうなんて、早すぎる、と。

あまり読んでいない作家なのですが、
骨董屋女主人のお話、読んで主人公にあこがれたような記憶が…。
「狐罠」かな?

この作品は、亡くなる10日前に編集者に送られたのを最後に
未完のまま、刊行されました。

謎の大枠は骨格が見え、広げただけで収拾されないもどかしさはないです。
細かいところで、これはどうなるはずだったんだ?という点は残りますが、
それを推理するのも、ミステリーの楽しみかな、と。
答えは得られませんけれど。

明治初期、日本政府に雇われた若きイギリス人建築家ジョサイア・コンドル。
急速な近代化のエネルギー、内包された矛盾、
植民地化を狙う外国勢力、
幕末の志士から転じた政治家たちの思惑など
さまざまなものが渦巻く明治の日本で、
後に有名建築家となる学生たちを教え、
一方で地震に強い日本建築に驚き学び、
日本贔屓が高じて日本画家河鍋暁斎に弟子入りし、
やがて鹿鳴館をつくることになります。

鹿鳴館の名前は教科書で習ったのに、どこにあり、どんな建物だったのか、
どうして今はなくなってしまったのか、そう言えば知らないことばかり。
資料も少なく、設計図さえまともに残っていないのだそうです。

コンドルの半生を追いながら、鹿鳴館の謎に迫っていくという、
虚実織り交ぜ物語が展開していきます。わくわく。
うまいです。
謎には関係なく、子弟の関係や、外国人から見た明治、
異才暁斎のことなど、大変おもしろく読みました。

私の散歩コースの一つ、文京区の護国寺にコンドルのお墓があります。
暖かくなったら、お墓参りに行こうと思いました。


暁英 贋説・鹿鳴館暁英 贋説・鹿鳴館
(2010/04/16)
北森鴻

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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