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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
働く女が一番神様に近づいた「マルガリータ」
マルガリータ

故司馬遼太郎さんの夫人、福田みどりさんの
個人秘書を務めるという村木嵐さんの作品。
司馬さんの膨大な蔵書や資料を参考にできるという立場をフルに活用して
歴史に埋もれた謎に迫ります。

戦国末、九州の大名によってローマに派遣された4人の天正遣欧少年使節の一人、
千々石みげるだけが、なぜ帰国後キリスト教を捨てたのか。
みげるの妻となった珠の目を通して、みげるの生き様、信仰の力、
それぞれの立場で「愛」を貫いた人々の姿が描かれます。

でも、何と言っても、珠の姿が一番神々しいのです。

珠は貧しい生まれで、天主堂で雑用をしながら育ちます。
幼いときから、領主の親戚筋で少年使節に選ばれるほどのエリートである
みげるに憧れて、遠くから見ていられるだけで幸せでした。

8年の長い旅から戻った少年使節たちは、キリスト教禁止の政治の流れに巻き込まれ、
みげるは棄教するに至り、
珠は思いがけず、大好きなみげること清左衛門の妻となります。

少年使節の仲間じゅりあんや
キリスト教を信じる美貌の従姉妹伊奈姫と清左衛門、
珠はみんな大好きですが、彼らが話していること、
信仰について考えていることを
ほとんど理解できず、いつでもくるくると働くことしかできません。

けれども、最後まで読むと、一番自分を棄て、キリスト教的愛を貫いたのは
珠だったこと、神様に近づけたのは珠だったのね、と思えるのです。

歴史の謎を解き明かすという大きな外枠の中で、
無学だけど身をもって一人に人間をまるごと愛しぬいた珠の人生が
真珠のように優しい光を放っている作品でした。


マルガリータマルガリータ
(2010/06/24)
村木 嵐

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント
村木嵐(らん)
村木嵐のラジオ出演で様子がわかった

司馬遼太郎のお手伝いさんから作家になった

へぅーえ 京大法学部はスゲーや

宇治原だね
[2010/12/05 23:20] URL | 福岡国際マラソン #- [ 編集 ]


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