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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
思い込みを心地よく裏切ってくれるミステリー「叫びと祈り」
叫びと祈り

梓崎優さんは注目の大型新人です。
この本は5作の連作短編集ですが、最初に収録されている
「砂漠を走る船の道」はミステリーズ!新人賞の受賞作。

7カ国語を自由にあやつる青年斉木くんが、
世界各国で遭遇する殺人事件や謎を解決していきます。
斉木くんは決して、事件が起きるとしゃしゃり出て来るタイプの名探偵ではなく、
とほほな状況になぜかいつも巻き込まれてしまう、
幸薄い星の下に生まれついているタイプです。

「砂漠を走る船の道」では、
アフリカの砂漠を行くらくだと男たちのキャラバン隊に取材で同行する斉木くん。
たった数人のキャラバン隊の中で連続殺人事件が起きてしまい…。
そこには、いやー、びっくりの殺人動機が。
そして、読者の勝手な思い込みを見事にひっくり返してくれるラストへ。
私は、5編の中でも一番のおもしろさだと思いました。

他の作品も、スペイン、ラマンチャ地方の風車小屋での行方不明事件、
雪に降り込められたロシアの修道院での殺人事件など、
それぞれの短編が「世界の車窓から」か「世界遺産」か、
というエキゾチックワールド全開。
舞台となる土地の風景、自然を想像するだけでも、読書の醍醐味を満喫できます。

ただ、きれいにだまされた1作目で警戒心が起こり、
2作目からはだまされないぞ、だまされないぞと思いながら読んでいたので、
風景描写、状況描写がすらっと頭に入って来なかったような気がするのが残念。
あ、作品のせいではなく、読み手の私のせいだね、これは。

とにかくとにかく、間違いなく、
年末恒例「今年のミステリーランキング」で
上位につける作品だと思います。

叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)叫びと祈り (ミステリ・フロンティア)
(2010/02/24)
梓崎 優

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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