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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
生魄
せい

図書館で、なかなか回ってこない新刊本を待つ間に
何か借りようと、棚の周りをぷらぷら。

「田久保英夫」の文字が目に留まり、もはやタイトルも内容さえも
すっかり忘れてしまったのですが、20年ほど前に読んだ作品が
ただただ、とてもよかったことを思い出しました。

目の前の本を何冊かめくってみて、田久保さんは
2001年に亡くなっていたことを初めて知りました。享年73歳。


すっかり遠ざかってたけど、あの「ものすごくよかった」感じを
取り戻したくて、あれこれ選んで「遺作」と書かれたこの本を借りることに。
9年も前の本なのに、新品同様なのは、それほど
借りた人も多くはないってことでしょうか。本も絶版のようだし。

しかし、読んでみて、やはりすごい人だったと再認識しました。

さまざまな男女の愛憎が描かれた短編が5編。
行きずりの恋のように、心もとない人と人とのつながりの奥底に潜む
情念が、読み進むほどに とぐろを巻いて立ち上ってくる、といいましょうか。


異常行動や、非現実な事象となって現れるそれらの怨念に
どこか肌寒さを覚えもするのですが、文章がひじょうに美しく、
失礼ながら70代で書かれたものとは思えないほど、みずみずしい。
どれもさらりとした短編ながら、軽く読み流すことはできず、
心を垂直に切り込まれるような鋭さがあります。


人気作家ではなかったのかもしれないけど、
数々の文学賞を受賞しているのも納得がいきます。

公式サイトも、作品イメージに合ってました。
この中に、川端康成の「片腕」について書かれたエッセイがあり、
ちょうど読みたいと思っていたのが、さらに気持ちをそそられました。

で、昔読んだ作品をなんとか思い出そうと、
作品集のタイトルを目で追ったところ、あーこれだ。
「しらぬひ」

うーん。相変わらず内容はまったく思い出せないんだけど。。

生魄生魄
(2001/08)
田久保 英夫

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テーマ:読書記録 - ジャンル:小説・文学

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