♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
装丁がめちゃ美しい『太陽と月の大地』。
concha.jpg
コンチャ・ロペス=ナルバエス 著 宇野和美 訳
松本里美 画  福音館書店


表紙も装丁もめちゃくちゃ美しいです。
松本里美さんの銅版画も素晴らしい。
読む前から、うっとりできる素敵な本です。

著者は児童や10代向けの読み物を多数手がけた
スペインを代表する児童文学者だそうです。


この物語は、16世紀のスペイン、グラナダを舞台にした
キリスト教徒の伯爵の娘マリアと
キリスト教に改宗したイスラム教徒の農夫の息子エルナンドの
ほのかな恋愛と別れを描きながら、
宗教同士の争いによって、壊される人間関係、
荒れ果てる土地、血塗られる歴史が語られます。

500年前も、いや、もっと昔から
そして未だに、人間は宗教で争っていて、
その結果、残っているものは恨みや哀しみばかり。
どこにも勝者がいない戦いです。

誰も、戦いたいわけではないのに
大きな流れに流され、不本意ながら武器を手に取り、
一人が傷つけられれば、やり返さなくてはならなくなって
結局、多くの血が流され、田畑は荒れ果て、故郷を追われる。

この連綿と続く負のスパイラルを、
人類はどこかで断ち切れる日が来るのでしょうか。

ちょっと絶望的になる読後感ですが、
アフリカに逃れ大人になったエルナンドが
それでもずっとマリアを気遣い続けるラストは泣けます。


スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

コメント

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


トラックバック
トラックバック URL
http://marmadays.blog2.fc2.com/tb.php/1034-4e44a0ce
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)