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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
米仲買人の世界を描く時代小説「堂島物語」3部作
堂島


時は江戸中期。舞台は大坂米取引の街、堂島。

現代で言えばデイトレードか、FXかという感じの米取引の世界と、
そこで身を立てようとする男たち、それを支える女たちを描いた、
富樫倫太郎の時代経済小説3部作です。




「堂島物語」は、貧乏な農民の息子吉佐が堂島の米問屋に丁稚奉公し、
つらいことを乗り越え、米相場で才能を発揮、駆け落ち、
十代で自分の店を持つようになるまでの立身出世物語。

続編「いのちの米」は、独立して米の仲買人能登屋吉左右衛門となった吉佐が、
大きな相場を当てるまでの紆余曲折と、
その後の「なんのために儲けるのか」という自問に答えを出すまでの成長物語。

さらに続く「堂島出世物語」は、吉左右衛門の次の世代である万吉が、
青菜売りから丁稚になり、あっと言う間に暇を出されると徒手空拳で米相場に挑み、
わずか15歳にして米仲買人弁天屋万吉となるという、あれよあれよの大出世物語。

「堂島物語」は当時の米を取り巻く状況が興味深い。
当時はどこの産地の米が高く取引されていたかとか、
経済成長とともに幕府の管理の限界が見えて来たときにどんな政策で対処しようとしたかなど。
そこに魅力的な登場人物たちがからみ、物語としてもおもしろく読めました。

「いのちの米」は息詰まるような相場取引の緊迫感と、
吉左右衛門の内面の悩みや成長ぶりで読ませます。
3作の中では一番好きだったなー。

「堂島出世物語」は書き下ろし作品なのですが、
「まだ続きがあるよね」という感じ。
これからの万吉の活躍に期待し、続きが出たらまた読みたいと思います。


堂島物語堂島物語
(2007/12/15)
富樫 倫太郎

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いのちの米 堂島物語いのちの米 堂島物語
(2008/06/21)
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堂島出世物語堂島出世物語
(2009/07/18)
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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