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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
一粒で何度も美味しい『メモリー・キーパーの娘』。
memorykeeper.jpg
キム・エドワーズ著 宮﨑真紀 訳 NHK出版

仕事で必要になりそうなので、
ダウン症児についての本を探していたらヒットした本です。

2005年に著者の最初の長編小説として発表され
そのまま鳴かず飛ばずだったものが、
ペーパーバックでの発売を機に、口コミで人気に火がつき
2006-7年のアメリカ出版界の話題を独占した小説だとか。
もちろんテレビドラマにも、映画にもなりました。

1964年のある吹雪の夜、
医者のディヴィッドは自らの最初の子どもを
取り上げることになります。
元気な男の子が産声をあげ、喜びと安堵に浸った直後、
想定外のもう一人、ダウン症の女の子が生まれます。



その時代、長生きはできないと考えられていたダウン症児。
妹を12歳で亡くし、その後抜け殻のようになった母を見ていた
ディヴィッドは、その姿を愛する妻・ノラに重ね、
女の子を専門の施設に預けることを一瞬で決心します。

出産に立ち合った、有能な看護師キャサリンに
「この子をこの施設に連れていってくれ」と託し、
妻には双子だったが一人は死産だったと告げます。

キャサリンは保護施設の状況を見て、
赤ちゃんを自分で育てる決意をし、
住まいも仕事も清算して町を出ます。

この出来事をきっかけに
ディヴィッドとノラの家庭の歯車は微妙に食い違っていき、
一方、キャサリンの運命も大きく変わっていく経過が
1988年まで描かれます。

秘密を抱えた夫と、拒まれているように感じる妻、
気持ちの行き違いに苦しむ二人を見て育つ息子との
濃厚な家族小説です。

ダウン症の娘を一人で育て、世間の偏見や好奇の目と闘い、
自分について、家族について、
考えながらどんどん素敵になっていく
女性の成長物語でもあります。

障害児とどう関わって生きていくかという大きな問題提起もあり、
中年以降の悩める男女を描いたロマンス小説の要素もあり。

一粒で何度も美味しい、欲張りな小説でした。
で、ダウン症について詳しくなれたかというと、う〜ん。
この小説はダウン症児を一つの題材としただけだと思われるので
そちらは別の本を予約しました。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

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