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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
『あなたが消えた夜に』


中村文則さんが昨年出された本。
ちょっと厚めですが、読み始めからぐんぐん引き込まれる
今作は、謎の多い連続殺人事件がテーマです。

所轄の若手刑事と、本庁から来た女性刑事がペアを組み
上部組織の思惑に翻弄されながら犯人を捜す。
 
おお、本格派の警察小説じゃん。
新境地。
 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

『校閲ガール ア・ラ・モード』


『校閲ガール』がめちゃ面白かった♪宮木さんの
シリーズ2作目なのですが、今回は完全スピンオフ。
ファッション誌の編集に憧れて入った出版社で、不本意ながら
校閲部に配属され、日々活字と格闘する河野悦子を
取り巻く同僚その他の人々を主人公にしたオムニバス小説です。
 

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

『日の名残り』


ハヤカワepi→こちら
(私は中公文庫で読んで、表紙もそっちが好きだけど、中公版はもう絶版なのですね。)

カズオ・イシグロの『日の名残り』は、一人称の素晴らしい小説だ。
今世紀初頭からイングランドの名家に執事として仕えた男の回想録の形を取りながら、品格とは何か、執事たる者はどうあるべきか、歴史と人の係わり、階級の果たすべき役割についてなど、大英帝国の落日の日々を描いた小説として評価が高い。
一方で、執事という特殊な職能を担う男の半生記として、そのあまりにも生真面目で不器用な性格描写が読者の腹筋をくすぐって止まない、ユーモラスな恋愛小説と言い切ることもできる。
 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

種が芽を出しました、『レイチェル母さん』。
reichel.jpg
本馬英治 著 リトルモアブックス


図書館の新刊の棚をみていたら目に飛びこんできました。
ん? レイチェル母さん…レイチェルかーさん、
レイチェル・カーソン? と思いますよね、みんな。

本馬さん、初めて名前を聞く作家ですが、
このタイトルと大好きな湯本香樹実さんが
絶賛の言葉を送っている腰巻きをみて、借りることに決めました。


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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

大相撲だったら敢闘賞、『ミレニアム 4』。
milenium4.jpg
ミレニアム4 蜘蛛の巣を払う女(上・下)
ダヴィド・ラーゲルクランツ ヘレンハルメ美穂・羽根 由訳


話題の本をやっと読みました。
先に読んだ数人に「どうだった? どうだった?」と聞いたのですが
「う〜ん、読んでみれば」的な反応でした。

なぜ?

で、読んでみてなんとなくわかった。
おもしろい! だけど、ちょっと複雑な気持ちもたしかに残るね。

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篠田節子『冬の光』(文藝春秋)


四国八十八か所巡礼を終えての帰途、夜の海に身を投げた62歳の康宏と、その恋人・紘子の40年にわたる物語。康宏の死後、その足跡をたどる次女・碧の物語。いわゆる「神の視点」で、この二つの物語が並行して描かれていきます。

なぜ、康宏は家族を騙しながら不倫を続けていたのか?
なぜ、康宏は定年退職後、東日本大震災被災地でボランティア活動を続けたのか?
なぜ、康宏は巡礼の旅に出たのか?
なぜ、康宏は巡礼装束一式を捨て、巡礼を続けたのか?
なぜ、康宏は行き倒れの女遍路を助け、一緒に巡礼を続けたのか?
なぜ、康宏は刃物研ぎの仕事を始めたのか?
なぜ、康宏は結願の後、みずから死を選んだのか?
なぜ、康宏は……?

なぜ、……?

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

『名高き海賊船長シングルトンの冒険一代記』


ユニオンプレス→こちら

・・・タイトルそのままの本である。
よって、ここで筋を詳しく述べてしまっては、この本を読む愉しみが殺がれてしまうかもしれない。
ただ、この本が 18世紀初頭に書かれた古い小説だということは、あらかじめ知っておいた方がいいと思う。
なぜなら、日ごろ慣れ親しんでいる小説の手法とか、構成とか、そういうものがまだまったく洗練される前に書かれたであろうから、自分がその時代の読者になりきって読まないと、やれ読みにくいだとか、疲れるだとか、そういうもったいないことこの上ない感想を持ってしまいかねないからだ。
だから、これからこの本を読んでみようと思われる方は、宮部みゆきや藤沢周平を読むようなつもりで本を開くのではなく、作者の語りに自分から歩み寄って、そのままを受け入れてみてね、とお伝えしたいと思う。
そうした方が、この本をずっとずっと愉しめると思うから。
 
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『青いノート・少年』


吉屋信子さんのご本が新刊になって出てたので
いと懐かしく、手にしてみたのでした。
表紙絵は、松本かつぢさん。
 
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愛おしくて心地よくて…『歩道橋の魔術師』。
hodoukyou.jpg
呉明益 著 天野健太郎 訳 白水社Exlibris

1980年代の台北。「中華商場」と呼ばれる8棟からなる
ショッピングモールが舞台です。
1、2階には数多くのショップが並び、
3階の住居には、その家族が暮らしています。
ご近所同士の距離が近く、たくさんの子供達が
商場の屋上や歩道橋を遊び場にして兄弟のように育ちます。

その屋上に住み、歩道橋で手品を見せる魔術師。
左右をいっぺんに見られそうに目が離れた、とかげ似の
彼の魔術は紙の人形を動かしたり、絵から本物の金魚を取り出して見せたり。

商場の棟同士をつなぐ歩道橋のように
現実と非現実を結ぶ不思議な存在です。


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「時が新しかったころ」 ロバート・F ・ヤング


やっぱりヤングはいい

ロバート・F・ヤングと言えば、20年以上前に「ジョナサンと宇宙クジラ」を読んでいいなあと思ったものの、当時は新刊で買って読めるのは、多分これだけだったんじゃないだろうか。

名作と言われる「タンポポ娘」その他の短編を読むために、古本屋や古本市で絶版本やSFマガジンのバックナンバーを探し回ったものです。

たまたま図書館でこの「時が新しかったころ」を発見。
解説を読み、図書館で検索したら、わ、ここ何年かでロバート・F・ヤングの新訳本が出たり、アンソロジーに入っていたりしてるんですね。
 

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