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読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

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おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
みなもと太郎『マンガの歴史』1(岩崎書店、2017年)


みなもと太郎って、知ってますかぁ? 

ぼくぐらいの男性ならば、1970年に『週刊少年マガジン』に連載された『ホモホモ7(セブン)』を思い出す人もいるんじゃないでしょうか。長期連載の大河マンガ『風雲児たち』の評価も高いですよね。こうしたマンガ家としての実績もそうですが、最近はマンガ研究家としても活躍中のみなもと太郎。同じように二足のわらじを履いている人に夏目房之介がいますが、夏目さんがアカデミックなテイストであるのに対し、みなもと太郎はもっとカジュアルな感じ。無理にさがせば、いしかわじゅんに近い存在かも知れません。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

佐藤亜紀『スウィングしなけりゃ意味がない』(角川書店、2017年)


第二次世界大戦では、枢軸国側として日本と同じように連合国からボコボコにされたドイツ。その戦時下のドイツで暮らすゆるい不良たちの青春を、翻訳ものかと思わせる文体で描く。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

池澤夏樹『キトラ・ボックス』(角川書店、2017年)


映画の惹句風に言うならば、「『アトミック・ボックス』の三人が挑む、日本古代史の謎と、現代中国の謀略!」みたいになるのだろうか。しかし残念ながら、ポリティカル・フィクションとしても冒険小説としても出色のできだった前作『アトミック・ボックス』に比べてしまうと、「軽さ」を感じてしまうのはぼくだけではないだろう。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

黒川創『岩場の上から』(新潮社、2017年)


物語は、戦後100年(つまり2045年)の日本、関東平野の北端部にある架空の町、院加(いんか)の駅に、17歳の少年が降り立つところから始まります。この時代、自衛隊は軍隊となっていて、「積極的平和維持活動」の名目で、アフリカや東南アジアで実質的な「戦争」をしているのです。この院加の町外れには広大な陸軍演習場があり、その拡張工事のドサクサに紛れて、何と使用済み核燃料を地下深く埋めてしまおうとする計画も進んでいるらしいのです。霞が関の首相官邸の官邸地下室には、総統と呼ばれる元首相夫妻(今の首相夫妻にソックリ)が住んでいて、いまだ権力を握り政治に関与しているらしい……怖い世の中ですね。

怖いと言えば、作中、こんなセリフがあります。

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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

橘川幸夫『ロッキング・オンの時代』(晶文社、2016年)


冒頭のっけから個人的な話で恐縮です。

それはインターネットなんて想像もできなかった頃のこと。今では自分の意見や感想、創作などを不特定多数の受け手に向かって伝えるツールとして、ブログやホームページ、あるいはお手軽なツイッターやフェイスブックなんかがあるけれど、投稿が唯一の手段だった頃のこと。日記に書き連ねてもそれは自己満足に過ぎず、せっせと深夜放送や雑誌に投稿し、放送されたり掲載されたりすることで一喜一憂していた頃のこと。でも何となく物足りなく感じ始めていた頃のこと。――そんなある日、天啓が降りた。「そうだ、自分で雑誌を作っちゃおう!」
 
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テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学