♪おすすめ Blog

カテゴリ

最新コメント

Link

ブックオフオンライン【PC・携帯共通】

このブログをリンクに追加する

プロフィール

おもしろ本棚

Author:おもしろ本棚
読書会「おもしろ本棚」のメンバーが、思い思いに「本」「映画」「モノ」「コト」を素顔で語ります☆

検索フォーム

月別アーカイブ

QRコード

QR

おもしろ本棚 Ver.2 <よりみち篇>
「おも本」メンバーが、本・映画・ドラマなどなど、熱く思い入れを語る<よりみち篇>。
芥川賞作品『おらおらでひとりいぐも』。
oraora.jpg
若竹 千佐子 著 河出書房新社


年齢が近いんです、この作者。
63歳でいきなり文藝賞や芥川賞を受賞して
今やちょっと話題の人。

女一人の「老い」を描いたと言われれば、
読みたくなるでしょ、同年代。


続きを読む
スポンサーサイト

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

心が震えた『屋根裏の仏さま』。
hotoke.jpg
ジュリー・オオツカ 著 岩本正恵 小竹由美子 訳
新潮クレスト


「20世紀初頭、写真だけを頼りに、アメリカに嫁いでいった日本の女たち。
一人ひとりの囁きが圧倒的な声となってたちあがる美しい中編小説」
と裏表紙に説明があります。

その通りの内容です。
何人も何人もの「写真花嫁」が登場します。
本文はすべて一人称複数で語られます。
わたしたちは写真で見た男性を好きになれるかしら、愛せるかしら、
波止場で見た時に写真の人だとわかるかしら、という期待を不安に揺れながら
ほとんどが初めての船で長い旅をしてアメリカに渡ります。





続きを読む

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

アラフォーの美しい恋愛小説『マチネの終わりに』。
machine.jpg
平野啓一郎 著 毎日新聞出版


初めて読んだ平野啓一郎さん。
京大在学中に芥川賞を受賞して話題になった時に
ちょこっと読もうとしてみましたが、
私には歯が立たない感じで諦めていた作家です。

最近、Twitterでけっこう政治的な発言が目立つ平野さん。
ツイートを読むとちゃんと私でも歯が立つので、
昔より、親しみは感じていて、しかも、大人の恋来小説と聞いて
図書館に予約を入れ、かなり待たされてやっと手に入れました。


続きを読む
この人知ってる? 『女子プロレスラー 小畑千代』。
obata.jpg
秋山 訓子 著 岩波書店


サブタイトルは「闘う女の戦後史」です。
この本は“小畑千代”という一人の女性の闘いを描くことで
1960年代後半から10年くらいの間の
戦後の日本社会の表と裏が書かれています。

手に取ったのは、もちろん小畑千代さんを知っているから。
12チャンネルで、モノクロで、観ていました。
相棒の佐倉輝美さんのことも覚えています。

「女なのに強い」「女だてらに頑張っている」という
印象は、当時小学生だったわたしには全然ないのです。
ジェンダーもフェミニズムもなく、
単純に、一人の闘士としてカッコ良かったから
観ていたのだと思います。


続きを読む

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学

見たくないものに向き合う『 i 』。
i.jpg
西 加奈子 著 ポプラ社


大好きな西加奈子作品。
でも、この本の読後感は重たくて、重たくて
ちょっと気が滅入っています。

わかっていたけど、見たくなくて、目を背けていたものを
「ちゃんと見なくちゃ、知っておかなくちゃ」と突きつけられるからです。

主人公のアイは、裕福な米国人の父と日本人の母の元にもらわれた
シリア人の女の子。
「選ばれたのは、なぜ自分なのか」という疑問が常に頭を離れず
「自分だけがぬくぬく生きている」という後ろめたさに苛まれています。


続きを読む

テーマ:書評 - ジャンル:小説・文学